こんにちは!Circles Tokyoの吉本です!
先週末は、サイクルトレインや輪行を使ったライドシリーズ企画「Ride To Ride」の第二弾を開催しました! 元々計画していたサイクルトレイン「B.B.BASE」を使った館山へのライドは、先日の台風25号の影響で内房線が当面の間運行停止となってしまい、あえなく見送りという形に…。無念のルート変更ではありましたが、今回は長雨も止み、気温も最高26度とライドにぴったりな季節がやってきました。
ということで!気を取り直して秋を存分に堪能するべく、茨城県・笠間から栃木県・益子へと走ってきました。今日はそんな「Ride To Ride vol.2 笠間/益子」の様子をお届けします!

益子を目指し、八溝山地を越えていく
常磐線の運転見合わせの影響で1時間ほどの遅れはありましたが、無事に集合場所の友部駅を出発。ここからは福島県南部から茨城県・栃木県の県境付近を南北に連なる八溝(やみぞ)山地の南側へ。いくつか里山を越え、益子でのランチに向けてペダルを踏み込んでいきます。
今回のルートは距離約70km、獲得標高700mほど。Vol.1と数値上のスペックはほとんど同じですが、平地と丘を細かく上り下りした前回に対し、今回は150m〜200mほどの峠をいくつか越えるという、数字では伝わらない大きな違いがありました。後半の体力も考えつつ、登りはマイペースでじわじわと標高を稼ぎ、風を切りながら下るご褒美を繰り返します。

ピークを越えてペダルを回す脚を止めると、目の前には山間に開けた長閑な田園風景が広がっていました。収穫を終えた静かな田んぼや、少しひんやりとした秋の風。車の喧騒も少なく、都心から遠く離れた場所を走っているという非日常感を全身で味わっているうちに、気がつけば目的地である益子へと滑り込んでいました。


吉本推しの街、益子の魅力
募集時のブログでも触れましたが、益子は私が北関東エリアで最も魅力を感じている大好きな街です。都会の喧騒から程よく離れた穏やかな空気感と、「Starnet」をはじめとする名店が放つ独自のカルチャーが見事に共存している、とても奥深い地域なんです。
その背景には、この街の歴史が深く関わっています。柳宗悦らと共に「民藝運動(名もなき職人の手から生み出される日常の生活道具にこそ、真の美しさがあるという思想)」を牽引した陶芸家・濱田庄司がこの益子に定住ていたこともあるのでしょうか。
日常の道具に美を宿すという普遍的な価値観はを発信し続ける良いうカルチャーを益子には感じます。



今回はそんな益子で食に焦点を当てて、クラフトビールと自家製酵母のパンのお店「Mingel」さんでランチをいただきました。この時はちょうどクラフトビールとフードとカルチャーの祭典「MASHIKO BEER TRAIL」が開催中でした。
全国から集まった飲んでみたいビールたちに後ろ髪を引かれつつも、今回はぐっと我慢…。自家製酵母のフォカッチャと、ハーブが香るソーセージを使用した絶品フォカッチャドッグをいただきました!


笠間の秋の味覚を目指して
益子での時間を名残惜しく思いつつ、再びサドルに跨り県道257号線を南下して笠間を目指します。この257号線、サイクリストにとってたまらなく気持ちのいいルートなんです。 県境のピークを越えると道はなだらかな下り基調へ。ペダルを止めても風を切って進む道の両脇には、山の穏やかな斜面に沿ってサツマイモをはじめとする豊かな畑がどこまでも広がっています。
ふと視線をやると、少しずつ緑の彩度が落ちていく秋の風景の中で、そこだけ光を浴びたように真っ白な花が絨毯のように咲き誇る畑が現れました。後から調べてみると、それは「秋蕎麦」の花。益子が美味しいお蕎麦の名産地であり、道沿いに魅力的なお蕎麦屋さんが多いのにも納得です。次回は絶対に新蕎麦を啜ろうと心に誓いました。


終盤に差し掛かると、さすがに心地よい疲労感も顔を覗かせ始めます。そんな時こそ参加者同士で「あと少し!」と声を掛け合い、最後の目的地に向けて進みます。
笠間と言えば、なんといっても「栗」の名産地。ゴールとして立ち寄った「道の駅かさま」は、旬の味覚を求める人々で想像以上にごった返していました。
家族へのお土産に買って帰ろうと企んでいた生栗は残念ながら全て完売。それでも、たっぷりとペーストが絞られた濃厚なモンブランで、今日一日で消費したカロリーをしっかりと補填。完全回復!とまではいきませんが、走り切った達成感と共に、疲れた身体の隅々にまで秋の甘さがじんわりと染み渡りました。


参加者のライドスタイル
今回のライドを彩ってくれた、参加者の方々の素敵なバイクも少しご紹介!




まずは、BikelandのCirclesブースに立ち寄っていただき、一目惚れの末ご納車させていただいたDOPPO Locust。SHIMANO XTにWHITE INDUSTRIESのクランクという隙のないアッセンブルはもちろん魅力的ですが、インナーバーエンドが付いているところに、マウンテンも走りつつツーリングに重きを置くオーナーのスタイルが表れていてグッときました。




続いては、スペシャルなカラーのSURLY Midnight Specialでご参加いただいたお客様。普段から奥様と日本中をツーリングに行っているとのこと。もりもり積載できるラックも装備していましたが、今回のライドの持ち物に対してSIMWORKSのRice Bean Bagをチョイスし、ちょこんと載せる引き算のスタイルがナイスでした!

私はというと
今回はほぼ未舗装路なしのルートだったため、SYCIPのオールロードバイクで参加しました。道中、コンビニなど補給できる場所が少なかったので、フレームバッグには重いものを集めるセオリーよりも給水スペースを優先。
サドルバッグにはチューブや工具など修理に必要なものを詰め、ハンドルバーバッグには栗を持ち帰る用(完売により出番来ず…)のサコッシュや財布などを入れました。こういったオンロードメインのライドではハンドリングは軽い方が好きなので、サドルバッグに重いものを詰めることが多いですね。



ウェアは前回も着ていたRAL Merinoの長袖を着用。またかよ!と思われてしまうかもしれませんが、本当にいいんです!半袖はずっと愛用していたのですが、今回初めて長袖を買ってみました。 当日の笠間は最低気温12度、最高気温26度と寒暖差が非常に大きく、半袖+羽織物という選択肢と迷ったものの、結果的にこちらで大正解でした。


今回のような峠越えがあるルートでも長袖で蒸れることがなく、汗を吸い取り素早く乾くため、ライド後に気温が上がっても汗冷えすることがありませんでした。 また、普通に着ると少し長めな袖も、ライド時にハンドルへ手を伸ばした際にずり上がらないのが、実際に着てみて感じた気持ちよさ。ライダースジャケットの袖が長い理由と同じディテールですね。今年から追加された後ろ身頃のポケットも使い勝手が良く、これからも間違いなくヘビロテしそうです!


より自由により遠くに。輪行の魅力。
近頃は納車したばかりということもあって、SEVEN CYCLESのグラベルバイクについつい跨ってしまうことも多かったですが、今回SYCIPのオールロードで参加してみて、改めて「自分の想像した道に対して、自転車と装備をチューニングして走ること」の気持ちよさを実感しました。 SEVENがチタンフレームでいくらよく走るといっても、オンロードの峠道をふわりと駆け上がるロードバイクの感覚は出せませんし、逆も然り。だからこそ、自転車やパーツがどんどん増えて行ってしまうのです。
また前回のRide To Ride vol.1は人数も多く、サイクルトレインの出発時間という縛りがあったこともあり、ほとんど走ってばかりのストイックな1日でしたが、輪行ができると電車の時間をそこまで気にしなくて良くなります。より自由により遠くに。予定変更やちょっとしたハプニングもスパイスとして楽しみながら、自転車でその土地を深く味わうことができます。皆さまも是非、輪行ライドにチャレンジしてみていただければと思います。
さて、次回の「Ride To Ride」は11月を予定しています。次回は西武線のサイクルトレインを活用して、秩父方面へのライドを計画中です!紅葉の美しい季節、また皆さまと一緒に走れるのを楽しみにしています。詳細が決まり次第お知らせしますので、どうぞお楽しみに!
皆さまのご参加、心よりお待ちしております!
