
初めてお店に足を運んでいただいたのは、5年ほど前。
自転車に乗りやすいウェアを探しに来ていただきました。
綺麗に色の落ちたデニムにラガーシャツといった出で立ちの、僕ら世代からすると分かりやすいアメカジ好きの男性。
SWRVEやNORRONAなど、ヘビーデューティー感を纏い、なおかつ機能性の高いウェアを購入していただきました。
それから足繁く通ってくださるようになったのですが、ご来店される時はいつもママチャリ。
購入してくださっているウェア類は、どのように着てくださっているのだろうと思っていましたが、数度目のご来店の際に、ようやくその姿を拝見することができました。
購入してくださったものはどれも気に入っていただけているようで、それらを身に纏い、跨っていたのは古いKLEINのMTB。
オンロードを軽快に走れるように仕様を変更し、ビンディングペダルを取り付けた一台でした。
買い物がメインの時はママチャリ、サイクリングに出かける時はKLEIN。
そんなふうに自転車を使い分けながら、休日は自転車での移動が当たり前のように、気の向くままにあちらこちらと走り回っていらっしゃるようでした。
「いつかはCirclesで自転車を買いますね」
そう言ってくださってから数年。
いろいろなタイミングが合わさり、先日ご購入いただいたのが、この SKLAR BIKES Super Something です。
SKLAR BIKES Super Something

ちょうどご来店いただいた際に目に留まったのが、このSuper Somethingでした。
プレス加工によって緩やかにラウンドしたトップチューブ、ベントしたシートチューブ、そしてフレームとロゴのカラーリング。そのどれもを気に入っていただけました。
また、オーナーは身長165cmほどと、少し小柄な体格。
サイズラインナップが豊富なSuper Somethingに惹かれたのは、運命のようなものではないでしょうか。

そして、もうひとつ気に入っていただいたのが、専用のカーボンフォーク、Sklarbon Fork です。
Super Somethingにはもともとスチールフォークが付属していますが、今回はこのカーボンフォークへと変更しました。
体力のことも考慮し、少しでも軽い車体にしたいという理由もありましたが、一番の決め手となったのは、やはりその見た目。
独特な曲線を描くフレームに、このカーボンフォークが実によく似合っています。
CHRIS KING Matte Jade

目を引くのがヘッドパーツです。
昔からの憧れだったということもあり、CHRIS KING NoThreadSet Tapered 1.5"を。
カラーには2025年に登場したMatte Jadeを選択しました。
ちなみに、この後にSuper SomethingのAtmospheric River Blueが発表となるのですが、まさにこのMatte Jadeを装着するためのカラーなのではないかと思ってしまうほど、この2つはマッチしていました。


今回はヘッドパーツのほかに、シートポストカラーと前後のハブもMatte Jadeで揃えました。
フレームのブルーとロゴのカラーに自然に馴染みながらも、良いアクセントになっています。
Cockpit

ハンドルにはSIMWORKS Wonderer Barを。
Super Somethingはオフロードを得意とするフレームでもありますが、オンロードも軽快に走るポテンシャルを持っています。
オーナーもグラベルライドというよりはオンロードをメインに走るということもあり、このドロップハンドルを選びました。
しかし、少しだけゆったりとしたポジションを取れるように、ハンドル幅は430mmに。


また、ステムはTHOMSON X4 Stemの40mmのものを選びました。
シートポストはステムと合わせてTHOMSON Elite Seat Postに。
こちらもセットバックではなく、オフセット0mmのものにしています。
Components / Wheel

コンポーネントはSHIMANO GRX RX820 1×12 Speedで。
フロントは40T、リアは10–45Tを選択し、突然の峠道でもしっかりと走り切れるものにしました。

ホイールはCHRIS KING R45D Matte Jadeを基調に、SIMWORKS Condor Spokes Straight Gauge 14Gとブラスニップルを。
リムにはASTRAL CYCLING Outback Rim / Stealth Greyを選びました。
そしてタイヤにはTERAVAIL Rampart Durable / 700×45C / Black / Tanを。

オンロードでの速さを求めるのであれば、もっと別の選択肢がありますが、それよりも快適性を重視しました。
オンロードといっても道路状況はさまざまです。
ちょっとした段差や舗装の荒れた場所に出くわすことも多いでしょう。そんなストレスも、タイヤのボリュームが良いクッション材となって和らげてくれます。
また、このRampartはもともと未舗装路を走ることも想定したモデル。
街を抜け、気持ちの良い河川敷を走る中、ちょっと道を外れて土手を走ってみたくなった時にもしっかりと対応してくれる、懐の深いタイヤとなっています。
長く付き合える一台に

今回、シルバーパーツを使用して、少しクラシックな空気感を纏わせたいというリクエストをいただきました。
ただ、シルバーで統一した王道のスタイルとは少し違う雰囲気にしたいというご希望も。
そこで、ハンドルやステム、シートポストなどにはシルバーパーツを使用しながら、フレームとロゴのカラーにマッチするようなカラーパーツを選びました。
CHRIS KINGのMatte Jadeはロゴとマッチしつつも、良いアクセントに。
ASTRALのStealth Greyもフレームのグレーとはトーンが異なり、存在感のあるものになっています。
ちなみに、このリムのカラーにはCerakoteブランドのセラミックコーティングが施されており、優れた耐摩耗性と耐腐食性を備えています。
シルバーパーツを基調としながら、色や質感の異なるパーツを組み合わせることで、クラシックでありながらも、少し現代的な雰囲気を感じられる一台に仕上がったのではないでしょうか。
華やか過ぎず、落ち着き過ぎず、いつまでも新鮮な気持ちで乗っていただける一台。
もちろん、見た目だけではなく、信頼のおける王道のコンポーネントをアッセンブル。
そして、CHRIS KING、ASTRAL CYCLING、THOMSON、SIMWORKSといった、時代の流れを感じ取りながら、長く安心して使い続けることのできるパーツを選びました。
近所のお買い物にはママチャリを。
街中の移動にはKLEINを。
そして、その先へと向かう時にはSKLARを。
これからも、それぞれの自転車とともに、豊かなサイクルライフを送っていただけることでしょう。
Bike Specifications

Parts / Brand / Model / Size / Color
Frame : SKLAR Super Something / S / Atmospheric River Blue
Fork : SKLAR Sklarbon Fork
Headset : CHRIS KING NoThreadSet Tapered 1.5" / Matte Jade
Handlebar : SIMWORKS Wonderer Bar / 430mm / Silver
Stem : THOMSON X4 Stem / 40mm / Silver
Bar Tape : BTP Faux Leather Bartape - Punching / Black
Saddle : WTB Rocket Steel – Fusion Form
Seatpost : THOMSON Elite Seatpost / 250mm / Silver
Seatpost Clamp : CHRIS KING King Seatpost Collar / 30.0mm / Matte Jade
Front Hub : CHRIS KING R45D Centerlock / 32H / 12×100mm / Matte Jade
Rear Hub : CHRIS KING R45D Centerlock / 32H / 12×142mm / Shimano HG / Matte Jade
Rims : ASTRAL CYCLING Outback Rim / Stealth Grey / Cerakote
Spokes : SIMWORKS Condor Spokes Straight Gauge 14G
Nipples : SIMWORKS Brass Nipple
Tires : TERAVAIL Rampart Durable / 700×45C / Black / Tan
Tubes : SCHWALBE SV17
Groupset : SHIMANO GRX RX820 1×12 Speed / 40T / 10–45T
Pedals : SHIMANO SPD PD-M520
