シゲさんのMADE BIKE SHOW Vol.1のブログはご覧いただけましたでしょうか。
毎年MADEのショーバイクを見るたびにワクワクしますし、増車欲が沸々と…。
個人的にハンドメイドバイク熱が上がっている中、Circles Tokyoで納車させていただいたハンドメイドバイクを、今日はご紹介。
オーナーが選んだBIKEは、BREADWINNER A-ROAD。

BREADWINNER CYCLES
BREADWINNER CYCLESは、アメリカ・オレゴン州ポートランド発の 小さな自転車工房ブランド。

カスタムフレームの設計と製造を20年以上にわたる経験を持つ、数多くの受賞歴のあるフレームビルダーのTony Pereira(トニー・ペレイラ)が制作するすべてのカスタムハンドメイドフレームには、クラフトマンシップ、品質、美しさ、そして乗るときに感じる喜びと自由を正しく融合させています。

オーダーのきっかけは、あるパーツから
オーナーは生粋の自転車好きで、自転車を数台所持しています。
そんなオーナーが今回BREADWINNERをオーダーすることになったきっかけは、あるパーツとの出会いからでした。
それは、CHRIS KING Splash Limited Kit。


CHRIS KING Splash Limited Kitとは?
販売開始から瞬く間に完売となったこのKit。
Headset、Bottom Bracket、Wheelsのセットでの販売をしていました。
当時オーナーもこのKitに一目惚れし、どんなフレームに入れるかは後で考えるからとりあえず欲しいと、購入をいただきました。
購入いただいたKitは、
・Headset:NoThreadSet 1-1/8″
・Bottom Bracket:ThreadFit 24
・Wheels:ARD44
という組み合わせ。
いつかこの規格に合ったフレームを見つけて組みましょう。
そんな話をしつつ、オーナーのスタイルに合う、好みのBikeがなかなか見つからず、時間が過ぎていきました。
(探しているそんな時間も最高に楽しいんですけどね。)
その間に、私はBREADWINNERの魅力に取り憑かれ、A-ROADをオーダー。
オーナーがご来店いただいたタイミングで私自身のBREADWINNERについて、熱量高めにお話させていただきました。(半分自慢)
なぜこのフレームを選んだのか。
どんなライドスタイルで乗っているのか。
そして何より、乗っていてどれだけ楽しいバイクなのか。
オーナーのライドスタイルが私と似ていたことや、どこか昔ながらのクラシックな要素を感じるフレームが好みだったこともあり、BREADWINNERの醸し出すオーラに少しずつ熱が上がっていきました。
ハンドメイドだからできること
そして、ハンドメイドバイクならではの魅力がもうひとつ。
自分の希望を、ビルダーに伝えられること。
それは、デザインやジオメトリーだけではありません。
”規格も”です。
今回のオーナーにとって、これはかなり大きなポイントでした。
CHRIS KING SPLASH Limited Kitという最高なパーツを使うために、一切の妥協がない、自分が思い描く最高なフレームをオーダーできるのです。
既製品ではなかなかできないことですが、ハンドメイドバイクならそれができる。
そして、気づいた時にはオーナーの身体測定をし、オーダーシートに記入を進め、Tonyにメールをしていました。
オーダーするにあたり…
どんな道を走りたいか。
どんな時間を過ごしたいか。
どんな体験をどんな人と共感したいか。
それを少しずつ形にしていく過程が必要で、自転車の乗り方、好きなスタイルの棚卸しをこのタイミングですることで自分自身がどんな自転車が好きなのかを再確認できます。
そして、今回のオーナーのように、
手持ちのパーツをインストールできるという事は魅力です。
CHRIS KINGの他にも所々にオーナーの思い出が詰まったパーツを取り入れています。
一緒に様々な体験をしてきた愛着あるパーツが使えなくなるのではなく、フレームを合わせる事でインストールができる、こんなに嬉しい事はありません。

BREADWINNERは数種類あるモデルから選ぶ、セミオーダーという形でオーダーができます。
今回オーナーが選択したのは、A-Road。
どんな状況下でも高いパフォーマンスを発揮するモデルです。
高品質なコロンバス製のスピリットチューブを使用し、軽量でスピーディーな走りを体感できます。
28~40mmのタイヤに対応するように設計されており、用途に応じた選択で様々な道を快適に走れます。
日頃の通勤から休日Rideまで、存分に楽しめるのはA-Roadが適正と判断し、決断いただきました。
BIKE CHECK















まるでショーバイクかのような仕上がり。
カラーは私のBREADWINNERと同じブラウンですが、また違う表情ですね。各所にCHRIS KING Splash Limited Kitのカラーとリンクさせるパーツカラーをセットアップ。
全体としてまとまりがありながら、しっかりとオーナーらしさが感じられる一台になりました。
そして、個人的にやられた~と思ったのがスチールフォーク。


私は自分のBREADWINNERではカーボンフォークを選択しましたが、今回オーナーが選んだのはスチールフォーク。
というのも、1-1/8″のヘッドセットを使用するという希望に合わせ、スチールフォークを取り入れています。
細身で美しいパイプ、そしてこの特徴的なセグメントフォーク…。
このフォークの佇まいを見て、気付いた方もいるかもしれません。
もともとBREADWINNERのフォークは、ポートランドが誇るビルダー、Chris Igleheart(クリス・アイグルハート)が製作していました。
その後、クリスからBREADWINNERのトニーへと治具が受け継がれ、製作方法について直接指導を受けることで、現在はクリス本人のお墨付きのもと、トニーがIgleheartスタイルのフォークを製作しています。
ひとりのビルダーが生み出したスタイルが、次のビルダーへと受け継がれていく。そして、その技術や美意識が新しい一台のバイクとして形になっていく。
そう考えると、このフォークが持つ佇まいもまた少し違って見えてきます。
BREADWINNERらしいクラシックな美しさを引き立てながら、細身のパイプとセグメントフォークが生み出す、この存在感。
正直、羨ましくなるくらいかっこいいです…。
あなたはそのバイクで何をしたいですか?
ハンドメイドバイクのオーダーって難易度高いと思われがちですが、
”あなたが今まで自転車を通じて体験してきたこと”、
”そのバイクでこれからどんな事をしたいか”
そして、”どんなパーツを使いたいか”
この部分が明確になればそう難しい事ではありません。
店頭で自転車を使ってどのように楽しみたいのか、どんな道を走りたいのか。そんなことを話しながら、あなたにふさわしいBIKEを一緒に探しませんか?
ご相談、お待ちしています。
