THE RADAVIST Camera Corner – Wende Cregg and The Birth of Mountain Biking
MTB創世記をキャプチャした、貴重な写真集
まだその乗り物がKlunker / クランカーと呼ばれていた時代、のちにMTBと言われる乗り物が生まれた瞬間に立ち会った、一人のフォトグラファーがいました。
NIKON Nikomat FTNを使ってMTB創世記をキャプチャした、バイシクルヒストリーにおけるレジェンドフォトグラファー Wende Cragg / ウェンデ・クラッグ 。
主に彼女の撮影したRolling Dinosaur Archiveと呼ばれる膨大なフォトアーカイブが THE RADAVIST 監修の元、写真集として発売されました。
多くの写真がリバーサルフィルムで撮られていると推測され、発色もよく、70s当時の雰囲気、バイクアッセンブル、彼らの服装。このルール無用な自由さ、チャレンジング精神は自転車の歴史の中でも重要な瞬間であり、60sにアメリカで勃興したカウンターカルチャーの一つの文化的帰結点としてのMTBカルチャーの様が描かれています。
あらためて、自転車っていう乗り物は自由だなと思いますし、そのお手本をこの写真集は提示していると思います。
Wende Graggはあくまで趣味として、このタイミングでカメラを買ったとされており、当時はアマチュアフォトグラファーだったと思われますが、フォトグラファーとして、この時期、この瞬間に立ち会えたというだけでも偉業ですし、こうやって僕らがアクセスすることで当時の雰囲気やノリみたいなものが感じられるという、写真というメディアの重要さを実感する作品です。
自転車好きな方にはもちろんおすすめですし、特に当時のアッセンブルのアイディアがこんなに鮮明に見られるのは本ならでは。
アメリカンカルチャーなファッションが好きな人にも、雑誌(虚構)では無い70sの等身大アウトドアズマンのファッションスタイルが見られる貴重な資料でもあります。
[SPEC]
ハードカバー / 208ページ フルカラー
サイズ:約25cm x 26cm
写真:富士フィルムファインラスタープリント
印刷:カナダでのオフセット印刷