【SURLY Grappler】欲張りに忠実に。

自分もそうですが、人は案外欲張りです。

「もっと速く走りたい。」
「たまには林道も走りたい。」
「ツーリングにも行きたい。」
「街では肩肘張らずに流したい。」

次から次へと「ああしたい、こうしたい」が出てきて、そのたびにパーツを替えたり、新しい自転車が気になったり。

でも、自転車に乗るならそれくらいの貪欲さを持ってもいいとも思うんですよね。

そんな欲張りな遊び方を受け止めてくれるのが、SURLY Grapplerです。

「ドロップバーマウンテン」というスタイル

80年代中盤には、MTBにドロップハンドルを付けるスタイルが生まれました。

1983 Steve Potts Dirt Drop 引用:https://theradavist.com/1983-steve-potts-dirt-drop

衝撃を吸収しやすい角度でグリップできたり、オフロードで下ハンを握ると安定するなど、特にレースが盛んだった時代ということもあり速く走るため試行錯誤の中で生まれた一つのスタイルです。

(これについて話し出すとちょっと長くなってしまうので、気になる方はこちらの記事をご覧に。)

1983 Steve Potts Dirt Drop

MTBが生まれた当時は、「誰が一番速く走れるか」という競技性が発展を後押ししていましたが、現代ではバイクパッキングをしたり、林道をのんびり走ったり、街へコーヒーを飲みに行ったりと「競う道具」から「遊ぶ道具」へと価値観が広がりました。

だからこそ、舗装路も未舗装路も、一台で自由に楽しめるドロップバーマウンテンという考え方が、今あらためて面白く映り、僕らの我儘を受け止めるために、数十年の時を超えて再び日の目を見ることになったのです。

過去に生まれたスタイルが、今の時代の遊び方に合わせて完成形となり、一つの製品として存在している。その事実に個人的には心を動かされます。

中途半端に見えるけど、ちゃんと考え抜かれたバイク

数年前、SURLYが「ドロップバーマウンテン」を、現代の遊び方に合わせて再設計し、世に放ちました。

それがGrappler。

実際に乗るとわかるのですが、MTBとは思えないこぎ出しの軽さと、舗装路での巡航のしやすさが思わず心を震わせてくれます。

この不思議と気持ちよく、どこへでも走りに行ける乗り心地は、フラットバーのポジションのままドロップハンドルを使えるよう長めのヘッドチューブや、少し高めのBBドロップ、MTB並みに寝たヘッドアングルなど、細かい微調整があってこそ生まれています。

実は「Karate Monkey」ととても近いジオメトリーになってるんですよね。重なる部分は多いですが、それでも棲み分けをしっかり行いKarate Monkeyとも違った乗り心地・遊び方ができるようになっています。

Karate Monkey

Grapplerに話を戻してまして、、、

タイヤのクリアランスは27.5 × 3.0″ / 29 × 2.1″ とMTB仕様。

トレイルを走ることも、ロングツーリングに出かけるための頼もしい足元にすることができます。

そしてSURLYといえばこのエンド。

Gnot-Boostにより、シングルスピードでもギアードでも組め、さらに多くのエンド幅に対応することが可能になっています。

MTBらしくBoost規格のハブで組んでも良いですし、昔乗っていた古いMTBのリアホイールを流用することもできます。(フロントはBoostのスルーアクスルのみ対応)

現行品だけでなく、これまでの規格も使える余白を残してくれているのは流石ですね。

それでいてヘッドセットはベーシックな1-1/8のアヘッドと、価格面でも、パーツ選びの面で見ても選びやすいサイズにしていて、とてもSURLYらしいです。

もちろんラックのダボ穴も各所に。

街乗りには「SS組み」がおすすめ

急に個人的な思想を出すのですが、最近何度か組ませてもらったSS仕様(シングルスピード仕様)の街乗りGrapplerがとても調子が良かったのでおすすめさせてください。

これまでに記述したように、漕ぎ出しの軽やかさと舗装路での快適性、そしてオフロードならではの安定感に、タイヤクリアランス、そこにシングルスピードというシンプルで軽い仕様が加わると日常遣いにとてもピッタリ。

カゴやラックをつければ完璧なデイリーバイクになります。

自転車は一つの正解を選ぶものではなく、自分の遊び方を見つけていくものです。特にSURLYはそこに重きを置いています。

みんなより少し欲張りたい方は、ぜひご相談ください!
素敵なGrapplerを一緒に組み上げましょう。

SURLY Grappler Frame Set

Color::Subterranean Homesick Blue
Size:XS、S
価格:¥140,800 – (税込)

関東近郊にお住まいの方は、Circles Tokyoでもご相談いただけますのでぜひ東京店のInstagramまでDMください。

Category:what's newGrapplerSimworks