◆現在SIMWORKS Homageをグラベル仕様のアルミ車に装着してます。特に雨の日の通勤の安定感などとても気に入っています。 ただ悪路はあまり走らず、舗装路での走行が多いので、SIMWORKS VOLUMMYの購入を考えているのですが、32Cと38Cでは走破性はどの様に違うのでしょうか。また濡れた舗装路では32Cと38Cでは違いが出てくるのでしょうか。

タイヤが太くなると接地面積が増えます。接地面積が大きい方がより滑りにくくなりますので、雨などの舗装路でも安心でしょう。ただし、接地面積が増えますとそれに伴い転がり抵抗も増えてしまいます。32cの方がより軽快な走行感と言えます。
グリップや接地感は、タイヤのトレッドパターンも大きく影響しますので、シチュエーションにあったパターンを選ばれると良いでしょう。悪路は基本走らないということであればVolummyは完璧にマッチしてますね。
また、接地面積や走行感は空気圧とも大きく関係しますので、お好みの空気圧を探してみるとより理想的なセッティングが出せると思います。
さらに、太いタイヤは幅だけでなく、車輪自体の外径も大きくなります。外径が大きくなると走破性も高くなります。車高も高くなり、ハンドリングにも(トレイル値が変わるため)変化があります。この数ミリの変化は繊細ですが、充分感じ取れるものですし、自転車をカスタムする面白さでもあります。
見た目も大事です。The Homageの太いルックスが気に入られているのなら、38cのVolummyがオススメですね。(個人的にも、折角太いタイヤが入るのなら太いタイヤを使いたいと思いますね)大きなエアボリュームで実にスムースな乗り味です。チューブレスも是非お試しください。転がりも良くなり、最高ですよ!

 

◆The Homage タイヤはチューブレスにして使えますか?

このご質問の回答は微妙で、「チューブレスで使える場合もある」といったところです。
製造元のパナレーサーからは、公式に「チューブレスコンパーチブル」を謳うことは出来ない、と回答を得ています。これは、チューブレスでの使用を設計に盛り込んでいない為なのですが、これと同時に、保証はできませんがチューブレスでも使えると思いますよ、とも伺いました。
事実、シムワークス社内でもシーラントを規定量より増量するなどの工夫をしてオマージュタイヤをチューブレス化に成功した例もあります。
チューブレス仕様はタイヤだけでなく、リムやリムテープ、バルブ、シーラントなど複数のパーツがきちんと機能して初めて実用的な車輪になります。原理/構造を正確に理解し、安全を確保することが前提ですが、こうしたチャレンジもカスタム自転車の醍醐味だと思います。自己責任の範囲で、というお決まりの文句がついてしまいますが、挑戦されてみるのも面白いと面白いと思いますよ。

 

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