こんにちは。最近ブルベにお熱なバキです!
先日ブルベを始めまして300kmと600kmを走ってきました。
走り終えてから「すごいね」「ロング好きなんだね」なんて言っていただけて
いや〜嬉しいですね。
調子に乗らないように頑張ってます。
でも元々ロングライドが好き、得意なのかと言われれば、全くそんなことはないんです。
初手でこんなことを書くのもどうかと思いますが、
むしろ、元々ロングは苦手なタイプ。
10年以上自転車に乗ってきて、200kmを超えるライドにトラウマさえあったレベル。
というのも、高校卒業直前名古屋〜大阪往復ライドを弾丸で走ったんですが、
これがなかなかにきつくて。
当時の僕
初めての300kmライドでペースがめちゃくちゃだったこと
貧乏学生で補給食はチロルチョコだったこと(?)
装備も十分とは言えなかったこと
いろんな悪条件が重なって、ちょっとしたトラウマになってました。
もちろんいい思い出もありますけどね!
隣に廃工場、街灯もなく動物の気配がする峠の登り。
恐怖をかき消すために音楽流して、友人と熱唱しながらカラ元気で爆笑して
それだけ騒いでたのに鹿に出会って絶叫して…
いまだにその友人と話すと笑えるんです。大切な思い出です。
さてさて自分語りはこの辺りにして、
本題に入りましょう!

そんな僕が、急にのめり込んだブルベの世界。
今回は僕がどハマりしたブルベや、その中でも最高峰と言われるPBPについてと、
これだけ一気にハマった、その理由なんかを紹介させてもらおうと思います。
ブルベって?
Brevetはフランス語で「認定」や「証明」といった意味を持つ言葉。
決められたルートを、決められた時間内に走り切る長距離サイクリングの認定イベントです。
その言葉の通り、完走の認定を受ける事が目的で、レースじゃない!
なんなら、15km/hで走り続けると完走できるように設定されてます。
ただし、定められた距離は200km、300km、400km、600km…

600km認定の記念メダル
もっと長いブルベもあります。
...意味わかんないですよね。笑
まさかこんな超長距離の世界に足を踏み入れるとは。
そんなブルベは世界各国、日本でも全国各地で開催されていて、
その運営は基本ボランティアというのも他のサイクルイベントにはないところかも。
ブルベ完走に必要な力は、走力だけじゃないです。
それより自分自身とどれだけ向き合い、
走り続けるための判断ができるかがとっても重要。

食べるものも余裕が取れたかどうかで変わってくるんです
ブルベは
「ブルベを走った分だけ、強くなる」
なんて言われてます。
それは自分の不得意を知ることで、
今度は得意なところで稼ぐプランを考えれるようになるから。
ぐっすり寝ないと走れない人はハイスピードで睡眠時間を稼ぐし、
走力がない人は、休憩時間を最低限にしてゆっくりでも走り続ける。
自分の体に弱いところがあるなら、そこを補いながら走れる踏み方、
ポジションを探していく。

大体はコントロールで食べるコンビニ飯。
だから走力に自信がなくてもチャレンジできるんです。
坂が苦手でも、平坦が踏めなくても、得意なことで補えばいい。
一瞬のパワーより、総合力。
戦い方は人それぞれで正解はありません。
PBP Paris-Brest-Parisって?
さてPBPについて。
アマチュアが参加できる世界最古の自転車イベントは、実はブルベ。
そのイベントが、パリからブレストまで走り、またパリまで戻る
Paris-Brest-Paris、略してPBPなのです。

引用元:Audax Japan
制限時間は最長90時間。総距離1200kmを走り切るため、
7000人近い世界中のサイクリストが、朝も夜も、パリでのゴールを目指して駆け抜ける
4年に一度開催される祭典です。
最高峰のブルベと言われるにふさわしい!
そんなPBPの出場権を得るには、
200、300、400、600kmの4つの距離のブルベを完走し、
SRという認定を得ている必要があります。
誰でも行けるわけじゃないって言うのも、チャレンジ精神をくすぐられるポイント。
実は、僕もこのPBP出場を目指してます。
狙うは来年、2027年開催のPBP!
正直未知の世界です。600kmでも膝を壊してますし...。
これから自分の体と、自分の自転車に向き合って、乗って、調整してを繰り返して。
憧れのPBPに行けるだけの力を身につけていきます!
余談ですが、パリブレストって焼き菓子、聞いたことありませんか?
実はこのParis-Brest-Parisからきてたりします!
車輪をイメージしたから円形なんだそう。意外なところに繋がってるものですね。
なんでブルベを始めたのか
そんなブルベを始めた理由と、PBPを目指す理由も少し。
そもそもロングライドを苦手としていた僕。
ブルベを始めた理由とPBPを目指した理由は、実はそれぞれあるんです!
ブルベを始めた発端は、
インターンでCircles名古屋にやってきていたルイと、代表の田中さん。

以前ルイと敏腕バイトのハルと行った、雨の中のキャンプツーリング。
その距離は往復で130kmほどでしたが、ツーリングの楽しさが詰まってました。
荷物もたくさん積んでて、急に急勾配が現れる。
わかりづらい曲がり道もあって、ちょっと迷ったりもして。
雨も降ってる。ずっと順調とはいかず軽快とは言いづらい。
そういう時に限ってメカトラブルも起きたり…
コケたのも結構こたえました。笑

でもそんなトラブルや困難の中で
ふと気持ちよく走れるタイミングが現れるんです。
ルイが引いたルートは大通りを避け、のどかな峠道を走り抜ける。
静かな自然の中で、雨の音とペダリングに集中できた時は自分だけの世界になったような気分。
ふと雨が止んで、青空と綺麗な景色が見えた時の嬉しさ、開放感はすごかった。
疲労が溜まってきて、お腹も空き始めた頃にありつけたいい店のご飯。そりゃ最高に美味い。
マッチポンプ。飴と鞭ってやつですね〜
ライドそのものも素敵でしたが、ルイは僕とハルに
キャンプ中にも、ライド中にも
言葉でもツーリングを楽しめることの豊かさ、贅沢さを伝えてくれました。
短い距離でしたが、ツーリングの楽しみを知るには十分だったんです。
そんな出来事でツーリング欲が高まっていた僕に、
ブルベを勧めてくれたのは田中さん。
ブルベはレースとは違った方向から、自分の力を認めてくれるものだと。
時間制限やチェックポイントといった困難が増えるブルベは
ある種、窮屈なツーリングとも言えるかもしれません。
だから自分を知ることと、計画性が求められる。
ただ自由に自転車を乗るだけじゃない。

そんな制限の中で、ふと良い景色が現れた時、
ご当事の美味しいご飯にありつけた時、
誰もいない峠の山頂で日の出を見れた時。
完走できて、自分の計画と頑張りが実になった時。
その時に得られる快感は、日常じゃそう味わえるものじゃない。
その快感を求めて、僕はブルベを始めました!
PBPを目指す理由
さてそんな僕がPBPを目指す理由。
どうせ走るならその最高峰と言われる大会に出たいなーと漠然と思っていましたが、
真剣にPBPを目指し始めた理由は、ブルベにエントリーし始めてから見つかりました。
Audax Japan(日本のブルベ運営、普及を行っている団体)の会長さんが
「日本のブルベ史を知るならAudax JapanのYoutubeを見るといいよ」
と教えてくれました。

その動画ではブルベやPBPがどう生まれたか、日本にどう広まったかが紹介されてたんですけど、
いや本当に、想像より、ずっとアツい物語…。ぜひみなさん見てほしい。
僕の心を打ったのは、PBPを目指し、
日本にブルベという文化を広めようと奔走したサイクリストたち。
フランスで狼煙をあげたブルベというイベントはヨーロッパを中心に広まってましたが、
島国であり、自転車文化が強くない当時の日本では普及していませんでした。
先ほどのPBPの説明でも書いた通り、PBPに出場するには資格が必要。
200km、300km、400km、600kmのブルベを完走し、
SRの認定を得ている必要がある。でも日本にはそのブルベがない。

SRの記念メダル 引用元:Audax Japan
それでもブルベとPBPの熱気に突き動かされた日本人。
なんと出場を目指し海を渡り、5人がカナダで開催されたブルベに出走したんです。
そうしてブルベを経験した少数を中心として団体が日本でも発足、
認定を取り付け、日本で初めてのブルベが開催。
そこで仲間は増え、SRを取得した20人の日本人がついにパリの地、PBPを走る。
その熱量に僕は強い憧れを抱いたんですが…
さらに心揺さぶられたのは、PBPを走った20人の一人、
白木 緑さんというかたの手記でした。
「私がモンタール=オ=ペルシェのコントロールに到着した時には、
閉鎖時間を大幅に過ぎており、すでに撤収作業が終わろうとしていました。
にもかかわらず、オフィシャルは私の願いを聞き入れて、
ブルベカードへのサイン、磁気カードを通し、
タイムアウトかどうかは終わってみなければわからない
パリ目指して走れ
と励ましてくれました。
その時点でタイムアウトが確定しているのは私も承知していたし、
オフィシャルの回収車も用意されていました。
でも、そこであったすべての人が、
タイムアウトなんて関係なく、
走りたいならパリまで走り続けろ
といってくれたのです。
これこそ、パリ ブレストの4日間ずっと見せ続けられた
自転車文化の深さの根源なのだと感激、
私は再び走り始めました。
最高だったPBP、感謝を込めて」
僕はこの手記を見た時、思わず泣いちゃいました…。
こんなこと言われたら、タイムアウトでも走るしかない。
走りたくなってしまうと思うんです。
フランスという国の自転車文化への愛の深さ、
自転車が好きでしょうがない人たちの、歴史あるイベント。
僕も直にその文化に触れたい。それだけ自転車を愛している人たちの祭典に参加したい!
今僕がPBPを目指す原動力です。

いかがでしたでしょうか!
ブルベというイベントについて、
PBPという最高峰のブルベについて、
ツーリングの楽しさについて。
少しでも伝わっていたら、嬉しい限りです。
僕もまだ、2回しかブルベを走っていません。
きっと辛いことと、まだ知らないブルベの魅力が待ってるはず。
そう思うと、次のブルベへのワクワクが止まりません。
ブルベやツーリングに興味がある方。
少しだけ、一歩だけ踏み出してみませんか?
きっと今まで見たことのない、新しい景色が待っていますよ。
そのためのお手伝いはいつでもいたします。
店頭でお気軽にお声がけください!
それでは!
