プロダクトニュース

CIRCLES ORIGINAL JINDAIJI MOUNTAIN WORKS meets Circles 20th Fannie Mae

“Fannie Mae”

ものをつくる人のことを知ると、その道具の見え方が少し変わる。

今回、JINDAIJI MOUNTAIN WORKS(通称JMW)にCircles別注のウエストバッグをつくってもらいました。

名前は、“Fannie Mae(ファニー・メイ)”。

バッグそのものを紹介する前に、まずはこれをつくってくれたJMWのことから少し書いてみたいと思います。

JINDAIJI MOUNTAIN WORKS

JMWのみんなと話していると、いつも話がきれいに「アウトドア用品」の中だけでは終わりません。

山の話をしていたはずが、音楽の話になったり、昔の道具の話になったり。
「これはこういうスペックだから優れている」というより、自分たちが面白いと思ったもの、使ってきたもの、影響を受けてきた文化が、そのままものづくりにつながっているように感じます。

あゆみちゃん
あつしくん

もちろん、道具としてちゃんと使えることは大前提。でも、その合理性だけで全部を説明しないところが、JMWの面白さなのかもしれません。

アトリエ1
アトリエ2

彼らのすごいところは、まさに遊びの達人であること。ハイク、トレラン、自転車、釣り、etc...ジャンルにとらわれず様々な遊びを楽しみ、毎年CirclesでPOPUP STOREを開催するときは前日入りし、Circlesのみんなと一緒に自転車で走りに行くのです。一緒に過ごす時間が本当に楽しくて、わたしにとっては、そのライドが何よりの楽しみだったりします。

遊びが先にあって、道具はあとからついてくる

JMWの生みの親、ジャッキーさんと話していると、よく出てくる話があります。
それは、欲しいものがなければ、自分たちで作ればいいということ。
JMWのものづくりには、いわゆるMYOG、Make Your Own Gearの精神が自然に根付いています。
それは販売製品にも表れていて、生地やコードの量り売り、Myogキットなんかも販売しているのです。

まずは自分たちが遊ぶ。その中で、「こんなものがあったらいいな」を、作ってみる。
作ったものをフィールドに持っていき、修正を重ねながら、何度も使ってみる。
机上で完成させるのではなく、遊びながら少しずつ道具を育てていくようなものづくりに感じます。

その一方で、遊びに対してのハードルを下げてくれるのも印象的です。
詳しくなくたっていい、頑張らなくたっていい。遊びなんだから。
そんなニュアンスのことを、よく話してくれます。
タープの張り方にコツはあるけど、それだけを正解とせず、自分の好きなように使えばいい。その自由さを残したプロダクトがJMWの精神が宿っていて、わたしは魅力に感じています。

別注のウエストバッグを製作してもらいました

Circles別注のウエストバッグ、Fannie Mae に話を戻しましょう。
今回つくってもらったのは、小ぶりなウエストバッグ。
自転車に乗る日も、ちょっとそこまで出かける日も、財布や鍵、スマートフォン、そのほか細々したものを放り込んで身体に巻いておける、いたってシンプルなウエストバッグです。

実はこのFannie Mae、JMWではイベント限定にて販売、つまり公式に製品としてラインナップされていないものなのです!JMWファーストプロダクトであるこの商品は、生地を変え仕様を変え、イベントで販売しながら徐々に改良されています。
そんな大事に大事に育てられているFannie Maeを、Circles 20thのプロダクトとして快く採用してくれるのだから感無量です。本当にありがとうございます!

カラーはCirclesらしく、RED / GREEN / BLACKの3色を用意しました。
生地はパッククロスを採用、1960年代〜70年代にアウトドア業界でこぞって採用されていた生地です。発色がよく、軽量で耐摩耗性に優れ、いなたさが残る古き良き生地。

そして特別仕様として、デカデカとリフレクターを施してもらいました。自転車乗りは、リフレクター大好きなので!
(ちなみにREDには、Royal Mailのメッセンジャーバッグを彷彿させるイエローのリフレクターで。
)

JMWらしいパッチも、今回は特別に20thロゴとともにダブルネームで作ってもらいました。タイベック生地のパッチは、使うごとにシワが入り、これもまたいい味を出してくれるのです。


ポーチを開いている画像

お財布、スマホ、鍵、ハンカチ程度がちょうど入るくらい。ペンや文庫も入ります

裏側のポケット

メインポケットの裏側(身体側)にも、薄型のポケット付き

裏側のホルダー

裏側のポケットには鍵などを取り付けられるホルダーも

丸めたベルト

ベルトの長さは大幅に調節が可能で、余ったベルトは丸めて留めておけます

CIRCLES ORIGINAL JINDAIJI MOUNTAIN WORKS meets Circles 20th Fannie Mae

RED / GREEN / BLACK
¥9,350

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このバッグの名前をつけたのは、ジャッキーさん。

「なんでFannie Maeなんですか?」

と聞いてみると、返ってきたのは、バッグの話ではなくブルースの話でした。

ジャッキーさんが教えてくれたのは、ブルースマン Buster Brownの“Fannie Mae”。
ハーモニカの音が印象的な、明るく軽快なブルースです。

バッグの名前は、その曲からそのまま拝借したもの。

そして面白いのが、ウエストバッグを英語では“fanny pack(ファニーパック)”とも呼ぶこと。Fannyは「お尻」をかわいく表現するスラングです。

“Fannie Mae”と“fanny pack”。

直接そう名付けた理由なのか、あとから重なった言葉遊びなのか。そんな曖昧さも含めて、なんだか妙にこのバッグに似合っています。

話を聞いているうちに、ジャッキーさんはさらにメンフィス・ブルースの話へ。

ハーモニカをアンプにつながず生の音で鳴らすこと。
メンフィスにはカントリーの影響もあり、ブルースなのにどこか明るい響きがあること。

そして、

「名前がかわいいんだよ、ファニーメイ。」

最後は、そんな一言でした。

バッグのネーミングについて聞いただけだったのに、気づけばブルースの話をしばらく聞いている。でも、たぶんこういうところにJMWのものづくりが表れている気がします。

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