こんにちは!Circles Tokyoの吉本です。 先週末、サイクルトレインを使った新しいライドシリーズ企画「Ride To Ride」の第一弾として、上野から土浦まで電車で行き、霞ヶ浦の南側を走る「Ride To Ride vol.1土浦」を開催しました!
涼しくなって走りに行きたい欲が高まってきたタイミングで続く、終わりの見えない天候不良。今回はそんな天気の隙間を縫うようなライドには最適な天候に恵まれ、「自転車に乗りたい!」という鬱憤をここぞとばかりに発散すべく、たくさんの方にご参加いただきました。
今日はそんな「Ride To Ride vol.1土浦」の様子をお届けします!

上野駅からそのまま乗車!超快適なサイクルトレイン
朝8時、上野駅公園口に集合。 普段のライドイベントなら、この時間は自転車をバラして輪行袋に詰める作業でみんなバタバタしているはず。しかし、今日は出発ギリギリの到着でも全く問題ありません。なぜなら、自転車をそのまま電車に持ち込める「サイクルトレイン」を利用するからです!
いつもなら重い輪行袋を担いで狭い改札をカニ歩きで通る一苦労がありますが、今日はそのままスイスイ。改札内やホームを自転車を押して移動する姿はまさに非日常な光景ですね。




JR東日本にはサイクルトレイン専用車両「B.B.BASE」もありますが、今回利用した上野-土浦間のルートは、通常編成の空いている車両に自転車と一緒にお邪魔させていただくスタイルです。(※乗降できるのは上野駅と土浦駅のみという点だけご注意を!)
土浦駅に到着し、現地集合組と合流。 ここでもサイクルトレインの恩恵を痛感しました。普段なら駅前で自転車を組み立てて、なんだかんだで30分くらい経ってから「さぁ出発!」となるところですが、今回は駅に併設されたコインロッカーに不要な荷物を預けるだけ。まさにタイムロスゼロで走り出せます。



りんりんロードからクラシックレース!? 変化に富んだ地形
いざ、ライドへ出発! まずはナショナルサイクルルートにも認定されている「つくば霞ヶ浦りんりんロード」に入り、霞ヶ浦の美しい湖岸を快走します。
しかし、フラットで平和な湖畔を走ったのは最初の7kmほど。りんりんロードとはしばしお別れをし、ここからはトータル700mUPの細かいアップダウンが連続し、時折グラベルが現れる、まるでクラシックレースのようなコースへと突入していきます。



走っていて気づいたのは、この地形の特徴が以前のブログでも書いた、私の住む千葉県・東葛飾エリアにとても似ていること。距離こそ少し離れていますが、地続きの同じ関東平野なのだと実感します。
低地には広大な田んぼや蓮根畑。そして丘を登れば、開発されたニュータウンや小さな集落が現れ、火山灰で形成された水捌けの良い土地を活かしたネギ、甘薯、とうもろこしなどの農産物と牧場が広がります。まるで小学校の社会科で習った「近郊農業」の教科書をそのまま走っているかのような、ノスタルジックで豊かな風景でした。

美浦のもう一つの顔。
昼食を挟んでさらに進むと、この地域ならではの「もう一つの産業」が姿を現します。 「美浦(みほ)」と聞いてピンとくる方もいるかもしれません。そう、ここには滋賀県の栗東と並び、日本に2箇所しかないJRA(日本中央競馬会)のトレーニングセンターがあるのです。
トレセンを中心に大小様々な牧場が広がっており、道端には「馬運動中」や「競走馬注意」という、馬への配慮を促す珍しい道路標識も。小雨も降っていたりと下見の時のように馬が走っている姿は見ることはできませんでしたが、僕たちが通るとお休み中のところ厩舎からひょっこり顔を出してくれました。





北海道かなとも思える広大な風景や街の景色の変化から感じる、その土地に住む人々の生活。牛や馬などの動物や肥料の匂い。森の中に入った時に感じる湿度。五感全てでその土地を感じる、まさに自転車で走る醍醐味が詰まったライドとなりました。
ちなみに最後少し時間に余裕があったので、微かにルートがありそうな藪の中にチャレンジしてみましたが、ルートも繋がらず乗ることもできず、蜘蛛の巣だらけになりながらあえなく撤退となりました。これもまたライドの醍醐味。こういったトライアンドエラーの繰り返しで面白いルートが出来上がっていくことも感じていただけたのではないでしょうか?



サイクリストのオアシス、土浦駅の至れり尽くせり感
75kmをしっかりと走り切り、16時過ぎに予定通りフィニッシュ! 帰りのサイクルトレインも行きと同様に設定されており、16時半から30分間隔で運行しているので安心です。
そして、この土浦駅周辺は「りんりんロード」を中心としたサイクルリゾートとして見事に設計されています。駅構内には無料で使える更衣室や、300円で利用できる綺麗なコインシャワーが完備! 電車の時間より少し早めに着いて、汗を流してサッパリしてから帰路につくのがおすすめです。
今回は日帰りでしたが、駅には星野リゾートが運営する自転車持ち込みOKのホテル「BEB5」も併設されています(整備スペースも完備!)。ここに1泊して、1日目は霞ヶ浦周辺のグラベルを、2日目は筑波山周辺ヒルクライムやダブルトラックへと繰り出す……なんていう週末プランも最高だなと妄想が膨らみました。

自転車がつなぐ人の輪
今回は自転車の車種やスタイル、年齢も多種多様な14名の方にご参加いただきました。Circles Tokyoのイベントに初めて参加される方も多く、最初は少し緊張された面持ちの方もいらっしゃいました。
でも、いざ集まってみると、そこはやはり「自転車」という最強の共通言語があります。出発前のちょっとした時間でお互いの愛車をネタにあっという間に会話の輪が広がっていく光景は、企画者として見ていてとても嬉しい瞬間でした。
そして、実際に走り出せばその距離感はさらに縮まります。平和な湖畔から始まり、細かいアップダウンに息を上げ、時には厩舎の馬に癒され、最後は蜘蛛の巣だらけの藪漕ぎ(笑)。同じルートを共有し、ペダルを回すことで、朝は初対面だったはずのメンバーが、ゴールする頃にはすっかり「いつものライド仲間」のような一体感に包まれていました。
これこそが、私たちがライドイベントを企画する一番の理由であり、自転車の持つ素晴らしい魅力だなと改めて実感しました。













吉本的ライドの必携品
よくお客様に「ライドの時どんな服装と装備で行きますか?」と聞かれることが多く、悩んでいる方も多いのではと感じています。なので、今回は吉本的・輪行ライドの装備品をご紹介します!
まずはバッグについて。荷物の取り出しやすさを考えるとハンドルバーバッグが一番便利なのですが、どうしても少しハンドルが重く感じてしまいます。私は荷物の量によって取り付けるバッグを変えていますが、まず一番最初に取り付けるのが、OUTER SHELLのHalf Framebag / ハーフフレームバッグです。
自転車そのものの乗り心地をできるだけ損ないたくないので、一番自転車の中心(重心)に近い場所に荷物を置くのがベストだと考えています。ちなみに輪行バックを使う時はボトルを1本減らして、輪行袋をボトルケージに入れるのが僕のスタイル。


そして、こうしたサイクルトレインを活用したライドでのウェアについて。 荷物をロッカーに預けられるとはいえ、着替えなど嵩張る荷物は極力減らしたいもの。かといって、ピタッとしたレーシングジャージで一般の電車に乗るのは少し気が引けますよね。 そんな「電車 + ライド」のシチュエーションで私が愛用しているのがこちらのRAL Merino Coolmax S/S Tee。



このTシャツ、本当に優秀なんです。肌に触れる裏面にはメリノウール、表面にはCoolmaxが来るように編まれています。メリノウール最大の強みである「防臭性」と「汗冷え防止」の機能はそのままに、ウール特有の「乾きにくい」という弱点をCoolmaxが見事に克服したハイスペックな一枚。 私はこれにPOCのカーゴビブショーツを合わせるスタイルが多いのですが、このバランスならカジュアルさと機能性が両立し、電車にそのまま乗っても全く違和感がありません。輪行やサイクルトレインを利用するライダーには心からおすすめしたいセットアップです。

輪行の手間がなく、駅に着いたら即走り出せるサイクルトレイン。そして自然、農業、馬といった要素がミックスされた美浦周辺のグラベル。最高の週末ライドでした。気になった方はぜひ、土浦起点のライドに出かけてみてください!
またサイクルトレインを使った「Ride To Ride」は定期的に開催する予定です!是非Vol.2もお楽しみにお待ちください!
次はどの電車に乗ろっかな〜!
よろしくお願いします。
