History & Founding Principles / 歴史と創立の原則

セブンサイクルズ(Seven Cycles)は1997年1月に自転車の製造を始めました。

設立当初、セブンの創業者たちは、彼らが作成する製品と同じように永遠で年齢を感じさせず、ポジティブな印象を持つ名前を探したといいます。 最終的に、 "セブン" は一般的にも肯定的なイメージと意味を持ち、他の物に特定の関連性を持たないため選ばれました。 世界中で自転車を販売する野心があったため、七つの大陸のアイデアも彼らの考え方に影響を与えたもいいます。

セブン創設者と中心的な製造チームは、チタンブームの初期にマサチューセッツ州ケンブリッジにあるマーリンメタルワークスで働いていました。 マーリンは一種のカルトブランドとして確立し、私たちがそこで働いている10年以上にわたり、フレームの製造技術だけでなく、後に私たちの仕事を定義する基本的なビジネスプラクティスに没頭しました。

1995年と1996年、マーリンは数回の買収と移転を経てテネシーに移転され、セブンの中核クルーには次に何をすべきかについての難しい決定が迫りました。 真剣な議論の後、 「自転車業界に別の自転車会社が必要なのか?」 という問いから始まり、ライダーからの最大のアウトプット(情報)を活用したカスタム自転車を、短期間で製造するという新しい道へと動き出したのです。 このアプローチは、当時業界に存在しなかった販売 / 設計 / 納品パラダイムであり、セブンが設定した使命を達成するために必要なものでした。

セブンが自ら設定した使命を達成するには、いくつかの大きなアイデアを実施する必要がありました。 まず、製品(自転車)とサービス(カスタマイズ)の両方を提供しており、セブンを手に入れるプロセスは、基本的に他社とは異なる購入体験であること、そしてライダーを中心に据えた体験であることを重視しています。 しかし、この基本的なアイデアは単なるマーケティングとしてではなく(例:セブン - ライダーを最優先に!)、提供する体験に実質性を持たせるための製造モデルが必要だったのです。

一品生産(SPF)とは製品を一つずつ作る単純な方法です。 このフレーム製造方法は、カスタムビルダーとしてのセブンと、個人専用のものを強く望むライダー、そして在庫を慎重に管理する小売パートナーに多くの利点をもたらします。 また一品生産がもたらす長所としては、ジオメトリ、快適さ、ハンドリング、オプション、材料、美学、長期的な汎用性に対する各ライダーの特定のニーズに焦点を当てることができ、バッチ生産方式よりも品質が大幅に向上します。

各ビルダーは常に自分の前にある作業に対して責任を負う唯一の人物です。 通常、セブンでは2〜3人のビルダーが働きます。 これにより、各ビルダーが専門性を高め、機械加工、溶接、仕上げ、塗装など、それぞれの分野において高い専門性を維持できます。

精度の高い高品質の自転車を生産するための実用的な方法としてのSPFの背後にある実践方法は、ジャストインタイム製造(JIT)と呼ばれます。 このアイデアは、各自転車を製造するために必要な材料が、できるだけ必要な時に工場に到着することです。 セブンは、高度な予測モデルと革新的な設計を使用して自社の運用を合理化し、コストを低く保ち、品質に高い焦点を維持します。 JITにより、セブンは米国製のカスタム自転車を、多くの自転車会社が在庫サイズの大量生産自転車を請求する価格で提供することができるのです。

設立当初から、そして今日までも、ライダーは自転車のカスタマイズ製造の意味を誤解したり、また逆にその可能性に圧倒されたりすることがあります。 このため、セブンはカスタマイズに関しての5つの要素を開発しました。 これは、カスタムセブンからどのような価値を得るかを端的に考えるための簡単な方法になります。

Seven